胎児ドック(胎児スクリーニング)を受けるべきか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
私自身も色々と悩み、結果、妊娠初期の胎児ドックを受ける事にしました。
家族との話し合いや、実際に病院で受けた遺伝カウンセリングの話し等、私個人の体験と意見ですがまとめてみました。
同じように悩まれている方の参考になれば幸いです。
胎児ドックでわかること
胎児ドックを受けるかどうか、事前に病院で遺伝カウンセリングを受けました。(病院で必須でした)
個人カウンセリングとグループカウンセリングが選択でき、私はグループで受けました。
その遺伝カウンセリングでみっちり2時間、胎児ドックについての説明がありましたのでシェアしたいと思います。
まず、胎児ドックでわかることは初期と中期で違うとの事でした。
わかることが違うというよりは、検査の目的が違うといったほうがいいかもしれません。
妊娠初期の胎児ドック
主に染色体異常の可能性をみる検査だという説明がありました。
初期精密超音波と、初期血清マーカーの組み合わせで総合的に判断するとの事で、それぞれ何をチェックしていくのか詳しく説明していただきました。
精密超音波検査では、胎児の心拍数やNTの厚さ、鼻骨、心臓の逆流がないか等を調べ、採血ではfree β-hCGとPAPP-Aの値を調べるとの事。
これを調べる事で何がわかるかを説明してくださり、途中質問があれば納得いくまでさらに説明を補足。
そういった流れだったのでみっちり2時間かかりました。
初期の胎児ドックでわかる事をまとめると
- ダウン症候群、18トリソミー、13トリソミーの可能性の確立
- 染色体異常以外の胎児の疾患
で、あくまでも確定診断ではないとの事。
加えて、全体的な胎児の先天異常がいかに少ないか(%でいうと)という説明や、年齢に対して1/526といったように表わされる確率を%にするとどれだけ低い確率になるか、といった説明もありました。
妊娠中期の胎児ドック
主に胎児の形態異常をみる検査だという説明がありました。
頭頸部・胸部・心臓・大血管・腹部・四肢・羊水・胎盤・血流等のどういった項目を調べるかといった事が資料に詳しく書いてありました。
説明の途中、「妊娠中期の胎児ドックでも、染色体異常の可能性の有無はわかるのか」といった質問がありましたが、「わかる事もあるが、あくまでも形態異常をみる検査なので」という事でした。
胎児ドックの費用
私が実際に受診した病院と、その他数件問い合わせをした病院をみてみると、どの病院も自費料金となっており
- カウンセリング料金
- 精密超音波検査(スクリーニング)料金
- 血清マーカー検査料金
が主にかかります。
病院によって料金にばらつきがありますが、上記検査を合わせて、大体7万円~10万円といったところです。
(2015年1月現在)
ただし、個別で検査項目も違ってくると思いますし、多胎児の場合、病院によっては一人あたりで料金加算になったりする所もあります。
受診される前に、電話でしっかり料金について聞いておく事をおすすめします。
胎児ドックの時期と予約
胎児ドックはいつでも受けられるわけではなく、時期が決まっています。
私が受診した病院やその他問い合わせた病院だと、妊娠初期の胎児ドックで妊娠11週~妊娠13週6日まで、中期・後期の胎児ドックだと妊娠18週~30週としている所が多かったです。
胎児ドックの需要は年々増加しているそうで、混みあっているため予約を取るのが難しいのが現状です。
実際、私も初期の予約取るのは大変でした。
※よければ参考にしてください
→胎児ドック 東京の病院と予約状況について
早い方だと、病院で妊娠の診断を受けてからすぐ予約を入れているようなので、胎児ドックを考えている方は予約状況だけでも早めに確認しておくといいと思います。
胎児ドックを受ける?受けない?
胎児ドックでわかる事、費用、時期、予約状況を上記でまとめましたが、これらに加え、まず
検査結果を受けて以後どうするか
自分自身はなぜ受けたいのか
をしっかり考える必要があると思います。
もちろん、家族との話し合いも重要です。
とはいえ…実際のところは考えても判断に迷ったり、不安がぬぐえなかったりしますよね。
ネットでの情報も溢れているので、胎児ドックのクチコミや情報を見ても、何が本当なのかわからなくなってしまう方も多いと思います。
自分自身で考え、家族ともよく話し合い、それでも納得できない場合は、やはり専門の方に実際に話を聞き、納得いくまで質問をするのが一番じゃないかと思います。
私自身も2時間みっちり遺伝カウンセリングを受けてみて、そう感じました。
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胎児ドックについては賛否両論あると思いますが、決めるのはご自身です。
ご家族ともよく話し合い、どうされるか判断してください。
この記事が、胎児ドックを受けるべきか悩んでいる方への参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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