「なんだかやる気が出ない」「身近な人の様子がおかしい」
など、これって五月病?といった方がゴールデンウィーク明けから増えるといわれています。
しかし、その症状が五月病なのかうつなのか、判断が難しいですよね。
私自身、とても身近な人が過去にそういう状態になり、心療内科に付き添いで一年ほど通った経験があります。
その際に心療内科医に教わった、五月病とうつの関係や違いをまとめましたので、悩んでいる方はチェックしてみてください。
五月病とうつの関係
心療内科医によると、
「五月病という病名は医学的にはない」
そうです。
五月病とは「適応障害」で、そこから「うつ」に移行する事が多くみられるとの事。
「世間一般にいわれている五月病の場合、大体が一~二ヶ月程度で回復しますが、うつになると症状が重くなり長引く事が多いです」とアドバイスがありました。
五月病とうつの違いをまとめると
【五月病】
四月からの新しい環境に中々馴染む事ができず、それにより適応障害の症状が出る事。一過性のもの。
【うつ】
精神的ストレス・身体的ストレスが長期にわたり続く。
となります。
ご自身や身近な方が五月病から中々抜け出せない場合は、早めに専門医を受診する事をオススメします。
五月病の症状・うつの症状
五月病の症状とうつの症状はとてもよく似ています。
【精神的症状】
- やる気がでない
- 不安を感じる
- 趣味が楽しくなくなる
- イライラする
- 何もかもどうでもよくなる etc…
【肉体的症状】
- 頭痛がする
- 吐き気がある
- 体がだるい
- 眠れない
- 朝、中々起き上がる事ができない
- 食欲がなくなる
- 疲れが取れない etc…
どちらにも上記のような症状がみられ、素人が五月病とうつを見分けるのは難しいと心療内科医に言われました。
では、どこからが「うつ」なのでしょうか。
どこからがうつ?診断基準
医師や医療機関によって診断の仕方はさまざまだと思いますが、私が付き添いで通っていた心療内科ではDSM-IVというものを用いて診断するという説明がありました。
DSM-IVとは国際的な精神疾患の診断基準だそうです。
カウンセラーの資格を持ち、長年精神科の看護師をしていた叔母にも聞いてみたのですが、多くの医師がDSM-IVにそって診断をしているという事です。
やはり、素人が「五月病だからほおっておいて大丈夫」「うつだから早く治療を!」などと判断するのは難しいなと感じました。
心療内科や精神科といった場所は、敬遠されがちですし行き辛いのもよくわかります。
しかし、早めの対処が一番。
ご自身や身近な方が
- 五月病なのかうつなのかわからない
- 症状が長期にわたり続いている
- 元の精神状態・肉体的状態に中々戻らない
といった場合は、専門医に診断してもらう事をおすすめします。
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五月病とうつの関係・違いをまとめてみましたがいかがでしたか?
少しでも、悩んでいる方の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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