一般的に、暑中見舞い・残暑見舞いが届いたら3日以内に返事を出すのがマナーと言われています。
しかし、
- 諸事情で家を空けていてハガキを見るのが遅れた…
- 残暑見舞いが8月末に届いた…
- 暑中見舞いの返事を出すのをうっかり忘れていた…
などの事情で、返事を出せずにいる方も多いと思います。
こういった場合、返事の書き方に困ってしまいますよね。
そこで、今回の記事では
暑中見舞い・残暑見舞いの返事を9月に出す場合の書き方と文例
をご紹介したいと思います。
このまま返事を出さず終い…とならないよう、ぜひチェックしてください。
残暑見舞いの返事が遅れたらどうする?
冒頭で記したように、一般的に残暑見舞いの返事は3日以内に出すのがマナーとされています。
返事が遅くなってしまった場合は、その旨を謝罪して返事を書きましょう。
残暑見舞いを出す時期は、立秋(8月8日)から白露(9月8日)の前日までです。
この時期を過ぎてしまったり、白露ぎりぎりで残暑見舞いが届いた場合には
季節の挨拶としてお礼の返事を出す
のがオススメです。
残暑見舞いがきちんと届いた旨を伝え、時候の挨拶を用いて返事を出しましょう。
では次の章で、9月以降に残暑見舞いの返事を出す際の書き方をご紹介します。
残暑見舞いの返事が9月になってしまった時の書き方
暑中見舞い・残暑見舞いの返事が遅れてしまった際は、下記の構成で文章をまとめてください。
- 頭語
- 時候の挨拶
- 暑中見舞い・残暑見舞いがきちんと届いた旨の言葉
- 返事が遅れた事に対する謝罪の言葉
- 自分の近況を伝える
- 相手を気遣う言葉
- 結語
- 日付
1.拝啓または謹啓
暑中見舞いや残暑見舞いには通常頭語は用いませんが、季節のご挨拶として返事を出すので頭語から始めます。
2.初秋の候~、残暑ようやく衰え~など、秋を感じさせる言葉を選びます。
3.お変わりないようで何よりです~といった感じで、相手からの暑中見舞い・残暑見舞いがきちんと届きましたよ、読みましたよといったニュアンスの言葉を用います。
4.ご挨拶が遅れてしまい申し訳ございません、といった感じでシンプルに謝罪の言葉を用いてお詫びします。
多忙なため~、なにかと忙しく~…といった理由付けは不要です。
5.おかげさまで私も元気に~、忙しいながらも元気で~…と、こちらの近況を簡潔に伝えます。
6.ご自愛ください~、お身体に気を付けて~、といった相手を思いやる言葉を用います。
7.敬具または敬白
頭語を用いたので結語もしっかりと忘れずに。
9.平成○○年 初秋
最後に日付を入れてください。
この文章の構成に当てはめて、ご自身で言葉を選んでまとめれば「季節のご挨拶としての返事」が完成です。
できれば手書きで丁寧に書きましょう!
お返事が遅くなってしまっても、手書きであれば相手により気持ちが伝わります。
では最後に、次の章で上記の構成にしたがった文例をご紹介したいと思います。
残暑見舞いの返事を9月に出す時の文例
前の章でご紹介した返事の構成にしたがってまとめた文例です。
シンプルにまとめましたので、ご自身でアレンジしてご使用ください。
【遅れてしまった残暑見舞いの返事文例】
拝啓
秋の気配が日ごとに深まり、しのぎやすい頃となりました。
お忙しい中、ご丁寧なお見舞いをいただきありがとうございました。
お変わりなくご活躍のご様子、何よりと存じます。
また、ご挨拶が遅れてしまい申し訳ございません。
おかげさまで、こちらも変わらず元気に過ごしています。
(ここに近況報告をプラスしてもOK)
夏バテは秋に出るとも申します。
風邪など召されませぬよう、ご自愛下さい。
敬具
平成○○年 初秋
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残暑見舞いの返事が遅れてしまった際の書き方や文例をご紹介しましたが、いかがでしたか?
少しでも参考になれば幸いです☆
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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