春と秋のお彼岸。
お供え物は「おはぎ」と「ぼたもち」、どちらが正しいかご存知ですか?
私もさっぱりわからなかったので、和洋菓子店の方に細かく教えてもらいましたのでシェアしたいと思います。
豆知識として知っておきましょうー!
ぜひチェックしてみてください☆
お彼岸はおはぎとぼたもちどっち?
まずお彼岸は「春のお彼岸」と「秋のお彼岸」があり、年に2回あります。
- 春のお彼岸
春分の日と、その前後3日間の7日間
- 秋のお彼岸
秋分の日と、その前後3日間の7日間
この春と秋のお彼岸で、お供えするのが「おはぎ」なのか「ぼたもち」なのかが違ってきます。
結論から言うと、
- 春のお彼岸にお供えする
→ぼたもち
- 秋のお彼岸にお供えする
→おはぎ
なんだそうです。
これはそれぞれを漢字で書くと納得できます!
ぼたもち→牡丹餅
おはぎ→お萩
漢字の通りぼたもちは「牡丹の季節」、つまり春に食べるもの。
おはぎは「萩の季節」の季節である秋に食べるもの。
よって、春のお彼岸には「ぼたもち」を供え、秋のお彼岸には「おはぎ」をお供えするという事になります。
今回お話を伺うまで、恥ずかしながらそれぞれの漢字を知りませんでした…。
勉強になりました!
おはぎとぼたもちの違いは?
春のお彼岸にはぼたもち、秋のお彼岸にはおはぎ、という事がわかりましたが…
そもそも「おはぎ」と「ぼたもち」の違いは何でしょうか?
これについてもお話を伺ったんですが、
季節で呼び名が違うだけで基本的には同じもの
なんだそうです!
使用している「あん」の違いという説もありますが、これは
- おはぎ
→小豆の収穫期と時期が重なるので、皮まで柔らかい小豆を丸ごと使った粒あんで作った
- ぼたもち
→時期的に小豆の皮が固くなってしまっているため、皮を取り除いたこしあんで作った
という事から、おはぎは「粒あん」で、ぼたもちは「こしあん」とされていたそうです。
しかしこれは以前の話。
現在では一年を通して粒あんに使用できる小豆が手に入る事から、あまり区別しなくなっているのが現状のようです。
確かに季節に関わらず、一年を通して「おはぎ」や「ぼたもち」の商品名で販売しているお店も多いですよね。
また、あんではなくきな粉をまぶした物をおはぎ・ぼたもちと呼んだりもします。
今ではあまり違いがなくなってしまったおはぎとぼたもちですが、春のお彼岸にはこしあんのぼたもちをお供えし、秋には粒あんのおはぎをお供えする…とこだわってみるのもいいのではないでしょうか!
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お彼岸に欠かせない「おはぎ」と「ぼたもち」についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
少しでも参考になりましたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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