認可保育園への入園を予約できる「入園予約制」が話題となっています。
厚生労働省が導入する方針、とニュースになりましたが…
ぶっちゃけどんな制度なの!?
とりあえずウチの子は入園できるの、できないの!?
って感じですよね。
親御さんの気持ちは「とにかく入園させてよ!」に尽きると思います。
そこでこの制度について、まとめてみました。
認可保育園への入園を予約できる、入園予約制って何!?
入園予約制を一言でいうと
満1歳のお子さんの4月入園を、予約できますよ
っていう制度です。
一見、
育児休暇をさっさと切り上げて、泣く泣く0歳児の4月に保育園へ入園させなくてもよくなる!
となりそうなもんですよね?
実際にこの制度の狙いはそこで、育児休暇をしっかり取ってもらって、安心して職場復帰を…というものだそうですが。
そう上手くいくのか、って話なんです。
入園予約制を導入しても待機児童は減らない
そもそもなんで皆が必死になって、0歳クラスの4月入園を狙うのかというと、
0歳4月入園でなければほぼ無理だから
なんですよね。
1歳クラスの定員は、0歳からの進級でほぼ埋まってしまいます。
2歳以降のクラスも同様で、下のクラスの進級で定員はほぼ皆無。
結局0歳での入園しか望みがない、という現状なわけです。
と、いう事は。
予約制にしたからってどうにかなるもんじゃないのは明白ですよね。
結局、受け皿がない事には待機児童は解消されません。
入園予約制により、入園するまでの流れ
現時点で決まっている、入園予約制の流れをみていきましょう。
7月に出産したお母さんが入園予約をする、という例でいきますね。
- 7月に出産
- 自治体に入園の予約申請
- 満1歳での4月入園内定
- 1歳を迎える7月まで育休を使い、家庭で保育
- 7月以降は翌年の4月入園まで、入園待機
- 1歳クラスに4月入園
と、なります。
どうでしょう。
これを見る限り、この制度がスムーズにいくのかと考えると…厳しそうですよね。
入園予約制の問題点と課題
まず、どのタイミングで自治体が予約を受け付けてくれるのか。
先着順となれば、もちろん予約枠がとっくにない事も考えられます。
次に、1歳になった7月から入園できる翌年4月までの間、どうやって待機するのか。
これ関して厚生労働省は、この間に利用する保育サービスの補助を出すという方針らしいですが…うまく預け先が見つかるかが疑問ですよね。
それに認可外保育園や託児所、ベビーシッター等は高額になる事が多いです。
どこまで補助を出してくれるのか…そこも大きなポイントとなります。
そしてもう1つ。
そもそもフリーランスや自営業の方は、育休がありません。
そういった方々からは不満の声があがる事が予想されます。
さらにもう1つ。
就労よりも優先度が高い(介護や療養等、自治体により様々)ご家庭が、予約枠の確保により入園出来なくなる可能性もあります。
これも見過ごせない大きな課題ですよね。
これらをクリアする明確な方針を示してくれる事を願うばかりです。
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多くの家庭が頭を抱える待機児童問題。
我が家も保活はストレス満載でした…。
一刻も早く、安心して出産できる社会になりますように。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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