以前の記事で、なぜパウンドケーキが失敗するのかという失敗例と原因を書きました。
今回は「パウンドケーキがしっとりするコツを詰め込んだレシピ」を紹介したいと思います♪
ホットケーキミックスを使ったり、サラダ油を使ってみたり、メレンゲを立てて作ってみたり…話題のレシピで実際に色々作ってみましたが、結局はきちんと手順をふんだ基本の作り方が一番でした!
しっとりしつつふんわりなパウンドケーキ、ぜひ作ってみてください☆
しっとりパウンドケーキ。基本の作り方
コツとポイントを押さえながら手順を踏んで作業すれば、フワフワながらしっとりのパウンドケーキになります。
【材料】(18㎝パウンド型)
卵 2個(120g)
砂糖 120g
無塩バター 120g
薄力粉 120g
下準備をする
・卵とバターは室温に戻しておく
→バターが固いままだと混ぜにくくふんわりしません。卵が冷たいままだとバターが分離してしまいます。
・薄力粉をふるっておく
→ふるわないまま使用するとダマになります。
・オーブンを170℃にあたためておく
バターをふんわりするまで混ぜる
室温に戻して柔らかくしたバターを軽く混ぜ、そこに砂糖を入れます。
砂糖のザラつきがなくなるまで、バターに空気を含ませる感じで混ぜていきます。バターが白くふんわりするまで、しっかりと混ぜましょう!
砂糖のざらつきがなくなり、バターが白くふんわりとして、ツヤのある状態になればOKです☆
バターが分離しないように卵を混ぜる
ふんわり仕上がったバターに、溶いた卵を少しずつ加えながら混ぜていきます。
面倒だからと卵を一気に入れると分離してしまいます(泣)
卵は4~5回に分けて加えていき、足す度にしっかりと混ぜます。
薄力粉を切るように混ぜる
ふるっておいた薄力粉を加えて、ヘラで切るように混ぜていきます。
薄力粉は一度に加えてOK!
ヘラを縦に動かし、時々ボウルの底から生地をすくうようにしながら混ぜていってください。
ここで生地を練ってしまうと、うまく膨らみません(汗)
切るように混ぜる動画がYouTubeにあったので参考にして下さい!
ココア生地とプレーンな生地を混ぜる作業をしていますが、やる手順は同じです。ココア生地を薄力粉だと思ってください。(無理やり・笑)
生地を型に入れて焼く
型に生地を入れて、空気をぬくように型を軽くトントン落とします。
生地が型全体にいきわたったら、真ん中からキレイに割れるように、生地の中央をくぼませます。
これも参考になる動画があったので見てください☆
170℃に予熱しておいたオーブンに入れ、40分~50分焼いていきます。途中焦げそうなら、表面にアルミホイルをかぶせて下さい。
オーブンに入れて約10分ほどすると生地の表面が少し乾いてくるので、いったん取り出して、中央に包丁で一筋切れ目を入れます。こうすると真ん中からぱかっと割れて、きれいな形に焼きあがりますよ♪
焼きあがったらオーブンから取り出し、真ん中に竹串をさして生地がついてこなければOK☆
生地が竹串についてくるようなら生焼けです。その場合は再度オーブンで3分~5分、竹串に生地がつかなくなるまで焼いてください。
型から出して冷ます
金属製の型で焼いた場合は、焼きあがったらすぐに型から出します。予熱で余計な熱が入ると、パウンドケーキがパサついてしまうので。。
紙の型の場合はそのまま冷ましても大丈夫です。
パウンドケーキの荒熱が取れたら、まだほんのり温かいうちにラップにくるんで冷まします。
この時立てて冷まさずに、横に倒して冷ますとケーキの側面がへこみません。時々ひっくり返して倒す位置を変えてくださいね。
※よりしっとりさせたい場合
このままでもしっとりしたパウンドケーキですが…よりしっとりさせたい場合はもう一手間加えます。
ラップにくるんで冷ます前に、パウンドケーキの表面と側面にハケでシロップを塗りこんでいきます。塗り終えたらラップにくるんで冷ましてください。
【シロップの作り方】
砂糖20gと水40ccを鍋に入れ火にかけて、砂糖が溶けたらお好みの洋酒40ccを加えて冷ますだけで完成です☆
お子さま用の場合は洋酒のアルコールが飛ぶまで火にかけてください。
パウンドケーキを一晩寝かせる
パウンドケーキは寝かせると味がなじんでしっとり&美味しくなります♪
寝かせてから食べるのがオススメです。
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少し手順が多いように感じますが、実際に作業をするとそんな事もありません☆
気を付ける点が多いだけなので、ポイントを押さえて丁寧に作業を進めてくださいね。
しっとりパウンドケーキに仕上がりますように☆
コメント
バウンドケーキを焼いた後寝かせるときは冷蔵庫に入れますか?それとも常温のままですか?
パウンドケーキは基本的に常温保存です^^
ですので寝かせる時も常温でOKです。